2025年4月5日、北谷のLIVE HOUSE MOD’Sにて、結婚披露宴を兼ねたWedding Liveが開催された。

新郎てんしょうと新婦はなによる企画ライブで、共通の趣味である音楽を通して出会った2人が、
音楽で恩返ししたいとういう想いを込めて、ライブハウスを会場に選んだ。

その日は、新婦の家族や友人も台湾から、新郎の家族や友人、音楽仲間なども県内外から集まってくれて、100人を超えるゲストが会場を埋め尽くした。

開演前から、back numberやAnly、高橋優をはじめとした、新郎新婦の思い出の楽曲たちが会場に鳴り響き、ゲストの高なる気持ちとシンクロした。
開演と同時にオープニングムービーから始まった!!
back numberの『高嶺の花子さん』の楽曲に合わせ、2人が初めて出会った頃の、back numberのMV撮影地巡りや、Anly台湾公演の思い出の写真が映し出された。イントロに合わせて新郎がエアーギターをするシーンでは、会場が笑いに包まれた。サビに入ったタイミングで新郎が「会いたいんだ 今すぐ その角から飛び出してきてくれないか」と歌い始めると、自然と手拍子が始まり会場が一つとなり、温かい空気に包まれた。ムービーの終わりに新婦手書きのイラストロゴが映し出されると、会場から大きな拍手が湧き起こり、その日を待ち侘びるみんなの想いがひしひしと伝わってくる。

そしていよいよ、Anlyの『KOMOREBI』のBGMに合わせて新婦が入場!
ウェディングドレスに身を包んだ新婦の姿は、まるでお姫様のように美しく輝き、
大勢のゲストを前に少し照れながらも、満面の笑みを浮かべていた。

新郎新婦が隣り合って、ステージ上に並ぶと、
新婦の「私たちのWedding Liveにようこそー!」
新郎の「歡迎来到我們的婚禮」という掛け声から始まった。
あえてお互いの言語を使って挨拶をする、国際結婚を象徴するようなスタートに
会場から大きな拍手が鳴り響いた。

続いて、新郎新婦自らWedding Liveの説明し、
「こちらLIVE HOUSE MODSさん今年で40周年を迎えました!おめでとうございます!!!」と アナウンスすると、会場の祝福モードがより一層高まった。
勢いそのままにプログラムは乾杯へと移行し、
新郎の三線で『オジー自慢のオリオンビール』の演奏が始まった。

緊張で演奏が詰まる部分も見られたが、新婦をはじめ会場一体となって合唱が始まり、歌先行で音楽が進められていった。
「結婚祝いに あっり乾杯!」
「にーびちさびたん あっり乾杯」
「大家一起 あっり乾杯」
「みんなで一緒に あっり乾杯」
と乾杯4連発で大盛り上がり🍻
ちなみに、乾杯の発音は台湾に合わせて「Gānbēi」で声を揃えて国を超えて一つになった瞬間であった。
ここで新郎の自己紹介があり、石垣島で産まれたというご縁から、八重山古典民謡から2曲披露された。

1つめの『鷲ぬ鳥節』は幕開けで歌われる曲で、新郎の歌三線に合わせて、新婦が舞踊を披露した。
新郎:「おそらく世界初、ウェデイングドレスで民謡を踊った人です!」
と言うと世界一美しい舞踊を披露した新婦に賞賛の拍手が送られた。

続けて、お祝いの場にぴったりな『弥勒世果報』の独唱が披露された。
アップテンポで美しい三線の旋律に合わせて、みんなの手拍子が加わり、会場が楽しげな雰囲気に包まれた。
ここで、新婦の紹介があり、台湾で産まれたというご縁から中国語の楽曲が披露された。
ジブリ映画「猫の恩返し」の主題歌「風になる」という曲を
台湾で人気のアーティストが中国語でカバーした『小手拉大手』という楽曲である。

新婦のアコースティックギターによる弾き語りで、優しいメロディーと2人の愛を象徴するような歌詞でWedding Liveを彩った。
Bメロからは新郎による中国語歌唱も披露され、演奏後に、
「大家聽得懂我的中文嗎?」(私の中国語は聞き取れましたか?の意味)
と問いかけると新婦の友人から
「聽得懂」(聞き取れたよ!の意味)
と返され、新郎も安心した表情を見せていた。

あっという間に第1部最後の曲となり、
「僕らの出会いは、Anlyという伊江島出身のSSWが台湾でライブをする際一緒に行ったのがきっかけでした。そんな僕らを繋いでくれたキューピットとも言えるAnlyさんの楽曲から『だから』という曲を披露したいと思います。」と曲振りをすると、会場から自然と拍手が起こった。

新婦の弾き語りと歌唱から始まったこの曲は、優しく相手を思いやる気持ちが歌に乗せられているようだった。
途中、ステージの前方に出た新郎は、
「出会いの中で失いたくない そんな人がここにはいるから」
と、新婦だけでなく会場に足を運んでくれた一人ひとりに向けて心を込めて歌い上げた。

「このあともすばらしい余興を披露してくれますので楽しんでいってください。
僕らもそちらに行って一緒に楽しみます。」
と言って第1部のライブを終えた新郎新婦が観客席に行くと、惜しみない拍手とお祝いの言葉、たくさんの笑顔が2人に向けられた。


ゲストと新郎新婦が非常に近い距離で一緒になって楽しむことができるのが、ライブハウスで開催するWedding Liveの魅力の一つであろう。
その後も余興で本格的なライブ演奏が続く中、家族や友人と一緒におしゃべりをしたり、写真を撮ったり思い思いに楽しむことができた。
今回余興を披露してくれたのはこちらの5組!
- 新城まや(新城寛三研究所)
- 平田出
- てぃーのり
- 佩佩&阿元
- Hikaru

本格的な八重山古典民謡やback numberのカバー、メジャーアーティストによるオリジナルソングの披露、さらには台湾出身ミュージシャンによる日本語曲のカバー、幸せ全開夫婦ユニットによる素晴らしいパフォーマンスと熱いメッセージで大いに盛り上がった。
また、今回司会を務めた當原直樹さんは「台湾と中国語の萬華」という中国語教室の代表であり、台湾に対する愛が非常に強く、日本語と中国語の2ヶ国語で司会進行を見事に進めてくれた。
本格的でレベルの高い余興ライブで大興奮の中、続いて司会により祝電が読み上げられた。


当日、会場には来られなかった仲間たちから届けられたお祝いの言葉やお花に、祝福モードが大いに高まっていく。さらに、シンガソングライターAnlyさんからのビデオメッセージも流され、優しいメッセージに会場が温かい空気に包まれた。

続いてプロジェクターに映し出されたのは新郎新婦の”思い出のムービー”♪
Anlyの『笑顔』の音楽に乗せて、新郎の誕生から今に至るまでの軌跡がそこに刻まれていた。
続いてBGMがback numberの『ささえる人の歌』に切り替わると、新婦の誕生から現在までの歩みが、家族や友人との思い出の写真によって表現された。幼少期の可愛らしい姿には、会場から「かわいい〜」と声が漏れる場面もあり、思い出の写真に涙を流す姿も見られた。
ムービーのクライマックスでは高橋優の『ロードムービー』の曲に乗せて、新郎新婦の付き合い始めから、遠距離を経て、結婚するまでの道のりが描かれた。


余韻冷めやらぬまま、新郎新婦による第2部のステージが、新郎の歌から始まる。

「一生忘れられない思い出は 今すぐにでもつくれるのさ」
高橋優の『絶頂は今』と言うアップテンポで攻め攻めの曲である。
会場のゲストは、ここで初めて聞く人がほとんどだったかもしれない。
ただ、今日の日の気持ちを代弁するかのようなこの曲を、魂を込めて歌い上げていた。
新郎の声はガラガラで、キーの取れない場面もあったが、すかさず新婦が歌に入ってフォローするなど、夫婦の支え合いも垣間見えた。
「生まれ育った場所は文化が 別々だから素晴らしいのさ 出会えた奇跡を讃えよう それこそが宝物」など、国際結婚にぴったりな歌詞もあり、音楽を通して表現することができた。ゲストの手拍子も重なり会場に一体感が生まれた瞬間だった。
続いてもノリノリの楽曲でAnlyの『エトランゼ』が披露された。
新婦のカッコいいギター演奏に拍車がかかり、会場のボルテージも最高潮に!

「おーおお!おーおお!」のコール&レスポンスもあり、会場がより一つになっていく。この楽曲タイトルは”見知らぬ人”と言う意味でまさに県内外、そして国境を超えてその日初めて会った人もたくさんいただろう。新郎新婦の家族同士もその日が初めての顔合わせだった。そんな中、同じ音楽でみんなが笑顔で盛り上がり、一つになって声をあげる瞬間は、宝石のように美しく、無限の価値を感じさせる瞬間がそこにはあった。
MCの中で、第2部の新郎衣装である新婦の父から頂いた革のジャケットであることを伝えると、
新婦の父も嬉しそうに微笑み、会場からも拍手が送られた。
改めて、新郎新婦からゲストの皆さんへ感謝を伝えた後、
すべての人に愛を込めてback numberの『アイラブユー』の演奏が始まった。
普遍的な愛を歌ったこの歌詞は、新郎新婦の愛を超えて、新郎新婦がみんなからもらった愛、みんなに与える愛、会場に溢れる全ての愛を体現するものであった。
演奏の終盤、姪っ子によって届けられた花束は、新郎から新婦に捧げるサプライズの花束だった。演奏後に、跪き新婦に花束を差し出す新郎の姿は、プロポーズを彷彿をさせるものだった。アイラブユーのジャケット写真をイメージして今日のために用意した花束を見て、新婦も満面の笑みを浮かべていた。

お花を届けてくれた姪っ子もステージに上がり、新婦がマイクを向けると「ばいばーい!」と元気に手を振ってステージを立ち去っていった。可愛らしいお姫様の登場に、会場も笑顔で溢れかえった。

「ここで、これまでの僕らの人生を支えてくれたサポートメンバーを紹介します」
と言って舞台上に招き入れられたのは新郎新婦の両親である。
そこで、新郎新婦からそれぞれの両親に宛てて書いた手紙が朗読された。
BGMにはback numberの『手紙』が流れ、スライドには直筆の手紙と、その翻訳文が表示されていた。新郎の手紙から新婦の手紙へと続き、途中新婦が涙を見せる場面もあった。会場からは「加油!加油!」(頑張れ!の意味)と応援する声もあり、感動的なシーンとなった。両親への感謝をしっかりと伝えた後は、それぞれの父親から会場に来てくれたゲストのみんなに向けて感謝の言葉が伝えられた。

そして、ライブはいよいよフィナーレへ!
「もし良かったら歌える人一緒に歌ってください!」と言って
最後に選んだ曲は、高橋優の『福笑い』
「きっとこの世界の共通言語は 英語じゃなくて笑顔だと思う」という
国を超えた友人、家族の集まりに、新郎新婦が一番伝えたかったメッセージだった。
プロジェクターには、日本語と中国語訳の歌詞とともに、その日のライブで撮った映像が映し出された。第1部と第2部の合間に新郎が自ら撮影したもので、ゲストのみんなが笑顔で手を振るシーンが印象的だった。会場に来た一人ひとりの顔が次々と映し出され、まさにフィナーレにふさわしい感動的な演出となった。終盤新郎が「歌って!」と言ってゲストにマイクを向けると、みんな笑顔で大合唱して会場が一つになった。

ライブ終わりにBGMがback numberの「新しい恋人達に」に切り替わると、舞台上では、お互いの両親へお礼を述べて、握手やハグをする姿が見られた。
最後には、お互いの両親の間に新郎新婦が立ち、みんなで手を繋ぐ形で、会場に来てくれたゲストに向けて深々と頭を下げ、心からのお礼が伝えられた。

新郎新婦が家族とともにステージを後にすると、客席からは盛大な拍手に加え、アンコールが始まった。
すでに3時間を超える長時間の演出の末、アンコールをしてくれる温かい気持ちに応え、新郎新婦再びが舞台に戻った。
ホッとしたような、やり切ったような表情を見せる2人に会場から惜しみない拍手が送られた。
もちろんアンコールなど用意されていない。
新郎が「もう歌う力は残っていませんが、最後にみんなで写真撮ってもいいですかー?」
と問いかけると、
ゲストのみんなも笑顔と拍手で応え、記念にみんなで集合写真を撮る形で締めくくった。

熱狂と感動が交錯するこの夜、音楽はみんなの心を繋いでくれた。Wedding Liveを通して会場は一つになり、愛と絆がここに刻まれた。
たとえWedding Liveが終わっても、これからの生活でこの日を思い返して、笑顔と幸せを届けてくれるだろう。

撮影:島袋祐太
Wedding Live セットリスト
【第1部】
OP. 高嶺の花子さん / back number
入場 KOMOREBI / Anly
- オジー自慢のオリオンビール(乾杯)
- 鷲ぬ鳥節
- 弥勒世果報
- 小手拉大手(「風になる」の中国語Cover)
- だから / Anly
🎥思い出のムービー
笑顔 / Anly
ささえる人の歌 / back number
ロードムービー / 高橋優
【第2部】
- 絶頂は今 / 高橋優
- エトランゼ / Anly
- アイラブユー / back number(新婦へ花束サプライズ)
- 手紙 / back number(両親への手紙)
- 福笑い / 高橋優(フィナーレ)
開演前SEセットリスト
- 明日から戦争が始まるみたいだ / 高橋優
- リッツパーティー / back number
- 手の鳴る方へ / back number
- 楽園の地図 / back number
- 光の街 / back number
- そのドレスちょっと待った / back number
- 115万キロのフィルム / Official髭男dism
- キセキ / 高橋優
- Saturday Kiss / Anly
- 日曜日 / back number
- stay with me / back number
- STAY WITH ME / Anly
- Beautiful / Anly
- BEAUTIFUL / 高橋優


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